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特許づくし(表向きは)

去年10月に出願した国際出願が本日公開されました。ここで触れたものです。最先の優先日、すなわちその出願の基礎になった国内出願から1年半経過するまでは非公開で、その後の最初の木曜日に公開されます。最先の国内出願は一昨年の10月3日なので、本日の公開というわけです。

要約の「前記」が明らかにまちがった場所に入ってました。「前記溝部と、前記上面部と、」。初出なのに。英訳では「an upper surface portion」とtheになってないのは自動翻訳すげえ!と思いきや、「groove portions」と勝手に複数形にされちゃっててやっぱだめ。

でも、「フルテキスト」タブの下の方の「請求の範囲」にある請求項1はちゃんとしてます。要約には請求項1を引き写したはずなんですが、なんでだろ。要約は権利範囲に関係ないので、はずかしいだけですみます。

一昨日の国内特許出願は、この国際出願が公開される前に行っておく必要があったのです。公開後だと、みずからの先願によって後願の新規性・進歩性がなくなるので。ただ、結局追加したくなって、昨日もう一度(というか2件)出願しなおしたのですけれど。日付が変わる数分前まで粘ったので、ほんとにぎりぎりでした(現地時刻に基づくようなので時差も考慮されるようですが、非専門家は安全策とるに限ります)。これらは、おおざっぱには6件の発明を上の国際出願にさらに追加したものです。

昨日は改装後の特許庁本庁舎でたぶん4年ぶりくらいの面接でした。2回の審判(審査の上級審)は経産省別館の中でしたし、審査官に事前説明を求められての面接は六本木の仮庁舎でしたので。そして、拒絶理由通知後の審査官との面接としても4年前の件以来です。その件を含む数件ではいろいろあって、それ以降、今回以外で11件の審査がありましたが、しばらく面接をこちらからお願いする気にならなかったのでした。ただ、面接するまでもなくFAXで補正案を送って(拒絶理由を解消するために特許請求の範囲を変更するにあたり、正式に提出する前に、審査官がチェックしてくれるのです。制度化されていて、たいていの出願の審査で1回はその機会があります。その案の提出手段が最近までFAXで、コロナ以降やっとEメールでの送付ができるようになったのですよ!)あとは電話連絡だけでこと足りたというのもあります。今回、ちょっと思い切った補正だったので、相談の必要ありかも、と思って面接を申込んだのですが、あらかじめ送っておいた補正案があっさりOKでほっとしました。

このところ3件の拒絶理由通知対応と、一昨日昨日の新規出願とを並行して進めていて、ほとんど本職でした。うそです。たまたま重なっただけで、ぜんぜん本職じゃありません。新規出願を短縮した国際出願も昨日までに行うつもりだったのですが、新規出願を元にすればまだ若干猶予があるので先送りしました。今週は他にもいろいろあってへとへとです。

出した願いはかなうか。ドキドキは続きます。

カテゴリー: 知財

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