2日、ほぼ特快晴。10年ぶりに40だか50リットルのカメラバッグしょって撮影。もうちょっと小さいのもあるのですが、売るつもりなので未使用のまま温存。荒川から北千住を経て隅田川左岸から浅草橋へ。
昨日も撮影に出たものの、メモリカードを忘れてすごすご帰ってきたのですが、正月に川沿いを歩くと家族連れが多くて、自分はこの20年いや30年を棒に振った、と落ち込みます。
でも、こうやって撮影していると、マチエールへの感覚も、光に向き合うしかたも、かたちへの目も、写真をやってきた20数年でつちかったもので、意味がある営為だった、とあらためて思わされます。もちろん、成果である写真の価値は、今なお確信しています。
写真の文化的・社会的・制度的側面としてのジャンルに自分がなじまないことは当初から痛感していましたが、技術的・工業的な面であるメディウムとしても、与えられた対象をとらえるという限りにおいて、結局のところ自分の本領ではなかったかもしれません。
しかし、少なくとも、陽光と天蓋の下での撮影は、今なお好きです。
3日、浅草から墨田川右岸を戻ります。薄雲が出てきたのと体調が万全ではないので昼過ぎ切り上げ。
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