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解体

先月届いた荷物を載せていたパレットもどきを、思い立って解体。とっとけばいつかは役に立つでしょうけど、物置にそこまでの余裕はないので。

板をはがして釘を抜き、

のこぎりで切っていきます。

こののこぎり(Gomboy)、安いけどよく切れます。切幅が狭く、切り口がきれいです。片手でも両手でも使えます。押す時と引く時の両方で切れる上に、木目方向を選びません。

ただ、購入時より切れ味が落ちてきたような気もします。耐久性は値段なりなのか、使い方が悪かったのか。前に木箱を組み立てた時にも使いました。

上の画像の一部。なまってきているのか? よくわかりません。

あとはネジが切ってある釘?なので抜かずに捨てます。

こののこぎりのメーカーである株式会社ユーエム工業は、多数の特許出願を行っています。今日時点で109件の特許出願・実用新案登録が公開されています。ざっと見たところではほとんどは刃物関係で、発明の名称に「鋸」を含むものが大半です。いちばん新しいのは去年4月出願で早期審査されたこの特許。国際出願もされているようです。発明者は、会社の代表取締役と1字違いのお名前。後継者でしょうか。先代かも。

調理や外科手術を含む、およそほとんどの物の加工において、切断は最も基本的な工程です。のこぎりは、その基本的工程を担う道具のうち、ストレートな刃物に次いで、大昔からあって、かつシンプルな構造の道具です。そのような、一見完成しつくされたかに思える道具が、今に至るまで改良され続けています。ほんとうにすばらしいことです。

カテゴリー: 知財 道具

1件のコメント

  1. […] アクリルの厚板を切るため、樹脂用ノコギリを購入しました。たくさんの特許・実用新案を出願しているユーエム工業の製品がほしかったのですが、樹脂用は児童向けの小型品のみなので、角利産業製です。この会社のノコギリ関連の知財は20年前と21年前に出願の実用新案のみで、ユーエム工業にくらべるとわずか。 […]

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