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切削

自転車のチェーンロックの鍵が

  安くはないのですが、こんなにヤワだとは…

折れてしまい、出先のスーパーの駐輪場に放置したままスペアキーを探して早ひと月。

   撮影の時系列は掲載順とは一致しません。

盗まれないよう3重ロック。

あきらめてロックを切断することに。ヤスリや金ノコでキコキコやるのも一興ですが、私も常識人に成り下がったもので、おとなしく電動工具に頼ります。
10年前に買ったディスクグラインダー、火の粉が飛んでもいいようベランダで使っていたのですが、しばらくそのまま出しっぱなしにしてたら事切れてました。火が出なくてよかった。
新しく買おうかとも考えましたが、今の加工内容では日常的に使うものではありません。なるべくものを増やしたくないので、レンタル工具ですませます。
そこでホームセンターに行ってみたら、レンタルの電動工具はみなコード式。レンタル工具を借りるプロはいないからでしょう。
スーパーの電源を借りると厄介を招きかねないので、近所のホームセンターに片っ端から電話して、バッテリー式の有無を調べ上げます。ホームセンターは、来店前提の商売ゆえか、webにはろくに情報を出してないのです。

ユニディ川口店 コード式マキタ 200円
ドイト西新井店・戸田店 コード式マキタ 600円
島忠足立小台店・草加舎人店 コード式マキタ 300円
ビバホーム赤羽店 レンタル工具扱いなし
ビバホーム豊島5丁目店 コード式・バッテリー式両方、PB 500円
コーナン王子堀船店・川口前川店 バッテリー式ヘッド交換型の電動工具だがディスクグラインダーのヘッドなし
ケイヨーデイツー川口店 レンタル工具扱いなし
ロイヤルホームセンター足立鹿浜店 コード式マキタ 1000円
オリンピック熊野前店他 レンタル工具扱いなし

プロ用として有名なマキタを使ってみたかったところ、バッテリー式はないので北区豊島のビバホームへ。こことロイヤルホームセンターは開店後1年ほどですが、こんな近所にひしめき合ってて今後が案じられます。

借りる時に「充電した状態で貸してもらえるのでしょうか」と聞いたらそうだとのことでしたが、借りてからバッテリーの残量チェックしたら50%でした。充電器も借りてよかった。言わなければ貸してもらえないところでした。一晩充電。

   取説に「DIY用」とあって、本職は対象外

刃はこれ。

10年ほど前に写真器(写真機にアラズ)づくりのため切断砥石と研磨砥石をたくさん買ったのでした。道具は使わなくてもとっておけばいつか役立ちます。というかそれだけ定まらずにあちこち手を出してるということですが。

駐輪場へ。警備員の人に怪しまれないよう、事前に一言声かけます。 本人確認とか本部に連絡とか、警察呼んで防犯登録の確認とかという話になるのを覚悟していたのですが、杞憂でした。先方も長期間駐輪してあることは把握の上、3重ロックでワケアリとお察しだった様子。隣のバイクをどかしたりと手伝ってくれます。

火の粉が車体にあたらないようシールドし、いざ作業。

警備員どのが暇なのかずっと付き合ってくださるので、切断場面の写真撮影をお願いしたところ、用途を聞かれ、「ブログに載せたいので」と正直に答えたら、そんなの協力できない、とどこかに去ってゆかれました。しめしめ。見張られてない方が気楽。

高いだけあって頑丈で、高硬度鋼らしく、10分以上はかかりました。ヤスリとか気が遠くなる。金ノコなんぞ文字通り歯が立たない。

戻って、この機会に治具づくり。バッテリー式の特性なのか、このバッテリーがへたってるのか、この商品の問題なのか、はわかりませんが、トルクが細く、すぐ引っかかって止まります。バッテリー残量が減ってくると顕著です。電源をとれない屋外ならともかく、電源引っ張れる場所で使うものではないようです。

   このカメラではたぶんはじめてのセルフタイマー撮影

ついでに粗大ごみをぶった切って金属ごみとして捨てられるようにします。別の治具の部品の研磨もするつもりでしたが、手持ちの鉄用やアルミ用の研磨砥石とは別に専用品があるらしいことがわかり、見送り。使えないことはないだろうと思いますが、試しにやってみておしゃかにするには材料費高すぎます。

駄目になったコード式ディスクグラインダーを、捨てる前に念のため通電してみたら、何のことはない、あっさり動きました。前に調べた時はまだ中がぬれていたのか、電源が入ってなかったのか。まあこういうものです。生きながらえてくれていたのはありがたいこと。研磨はこれでやります。

   簡易式切断機にセットした状態

自由の身の自転車ではひと月ぶりで荒川沿い走って隅田川を渡り、レンタル工具の返却。

今使う電動の道具はボール盤とリューターくらい、大型の機器は外注ですが、基本的に工場用の据置工作機械です。オービタルサンダー等もあるにはあるものの、ディスクグラインダーと同じく、現場用の電動工具を研磨に使っても求める仕上がりは得られないので、治具づくりならともかく、今後も製品の加工にはあまり使わないと思います。工場用の工作機械と現場用の動力工具とでは、カルチャーなのか、体質とか気質なのか、とにかく明らかにちがいます。でもたまに現場用の工具を使うと、凝り固まっていたものを解きほぐすというか、吹っ飛ばしてくれるようで、悪くないものです。

カテゴリー: 自転車 道具

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