本業の方ではない出願への最後の拒絶理由通知が来ました。これは同種の出願の1件目で、国内優先権主張出願の先の出願、要はその後の改良した出願のために土台となったものです(国優の先の出願でもタイミングによっては審査を継続してもらえます)。この出願に対する審査の結果からだいたいの先行技術がわかり、改善すべき点もわかりました。充分役割を果たしてくれました。この出願自体は未完成ですし、がんばって特許登録にもっていくほどのものでもないので、このまま放置してみなし取り下げ(基本的には出願しなかった扱いになり、インターネット上の公的データベースであるJ-PlatPatで出願公開もされないが、データは残り、見せてくれと閲覧請求すれば閲覧可能)に流します。
本業の審判の方の拒絶理由通知、昨日まで1日半かけて意見書を書き込んだのですが、寝る直前に、根本から思い違いしていたことに気づきました(その後眠れなくなりました)。少し範囲を狭くするだけですみ、必要な範囲は実質的に網羅できると踏んでいましたが、まぼろしでした。あらかた書き上げた意見書は無駄でした。もっと早く気づけよと思いますが、こういうのは没頭してるとわからなくて、集中がとけると俯瞰で見えてくるものです。さらに今日、にっくき引用文献(先行技術)を読みかえして、抜け道がすでにふさがれてるのを見つけました。この技術の3本柱のうち1本の大半は、現段階では特許登録できないかもしれません。他もどうなるか不安です。でも、可能な範囲だけでも権利化をめざそうと思います。
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