7、8年前に買った機材、まったく使わなかったのですが、一念発起して処分しました。近所の製箱所に頼めば工場までの運賃込1万円台で木箱をつくってくれたのですが、骨組だけで面は保護されないらしく、また本体より一回り大きくなってしまいます。そこで自作することにしました。板で囲う、よく言えばモノコック構造です。
資材の調達と実製作で3日近くかかってしまいました。何やってるんだという感じですが、今後大物を受注した時の備えとして、知見を得ておきたかったのでした。
木箱は組みあがりましたが、問題は発送です。本体だけで50kg近くあります。ヤマト便(宅急便より大型の荷物用)は30kgまでで論外、あてにしていたらくらく家財宅急便は家電量販店で扱いのある家電か家具のみでNG。佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便なら三辺合計260cmまで50kgまでなので、多少重量超過かもしれませんが大目に見てもらえるだろうと依頼し、ドライバー1人なので積み込みを手伝います。ところが、その後トラックがずっと止まったままです。嫌な予感はしたのですが、集配所と連絡していたようで、これはもっとかかるかもしれない、と言われ、上司と直接交渉。調べるということになり、集配所で計量してもらったところ、なんと80kg。木箱だけで30kgとは…。よく1人で持ち上げて組み立てられたものです。パレット便で4万台と宣告。関東ならそんなにいかないのですが、送り先が九州なのです。戻してもらって、 大手から他をあたっていきます。西濃運輸は重量物に強いようですが(ヤフオク!の30kg超の配送はだいたい西濃)新規取引を受けておらず、日通は高そうなのでスルー、福山通運は大きすぎて難しそうだが、実際の荷物見てみないといくらになるかわからない、と。で、トナミ運輸。快く受けてもらえ、スムーズに話が進みます。パレット便だが荷受け時と荷下ろし時はドライバー1人なので手伝うという条件。全国に支店があるわけではなく、数社で組んで全国カバーしているようです。それで佐川よりずっと安い。小回りが利くのでしょう。新潟運輸や第一貨物も同様の体制らしいですが、トナミ運輸が充分安いので決めました。埼玉県内に物流拠点があり、埼玉の工場との取引が多いのでしょう。大型荷物にも慣れている様子で、トラックも横にぱっかりと大開きするウイングボディ。で、本日引き渡し。得がたい経験となり、また自信にもつながりました。
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